体を洗う石鹸はどの様な物が良いかという質問をよくいただきます。
一般的な答えは弱酸性ですが・・・。
皮膚の表面は弱酸性であり、通常の固形石鹸で洗うと一時的にアルカリ性になり角質層が膨化し、肌の潤いに必要な天然保湿成分が流れ出てしまいます。
それに対して弱酸性の皮膚洗浄剤で洗えば天然保湿成分が流れ出てしまうことは防げるので、洗った後肌がカサついたり突っ張ったりすることが少なくなります。TVのCMでも皮膚洗浄剤は「弱酸性」と言っているのをご存知でしょう。それはそう言う意味で言っているのです。
患者さんの中には「無添加の石鹸だから安心して使っている。」と言われる方がいますが、確かに安全であってもアルカリ性の強い石鹸は乾燥肌には良くないのです。
この様にアトピー性皮膚炎に代表される乾燥肌には、通常は弱酸性の洗浄剤で問題ありませんが、保湿効果まではありませんので、乾燥肌が強い患者さんには役不足と言えます。
その様な場合は、天然保湿成分を保持するだけではなく、合わせて保湿できる皮膚洗浄剤があれば理想的ですよね。
当院の患者さんには最高の保湿及び皮膚保護作用のある成分「サクラン」を配合した純石鹸をオススメしています。